なぜコーティングが必要なのか?

基本的にフローリングは木材ですので、水分は痛みの原因となります
ワックスは汚れから素材を守るものであり素材自体を完全に保護することはできません。
特に窓際などは、結露や雨の降り込みなどで常に水からの危険にさらされています。
水分はワックスを剥がすだけでなく、フローリング内部に染み込んでしまいます。
木材に染み込んだ水分は、シミ・カビだけでなく、素材自体を腐らせてしまったり、ひび割れの原因になります。
お部屋の中の床はきれいなのに、窓際のフローリングだけが傷んでボロボロになってしまったという状況は、私たちがよく目にするお困りごとの一つです。

ワックスは、皮膜の中に汚れを吸着することによってフロアーの素材そのものを保護するものですので、時間とともにワックスの皮膜がどんどん汚れてしまいます。
また、ワックス自体が変色してしまうため、フロアー本来の美観を維持できません。
本来は古いワックスを全て取り除き、新しいワックスを塗り直しますが、古いワックスを取り除くことは技術的に難しいので、古い汚れを含んだワックスの上に新しいワックスを上塗りするしかありません。
ですからワックスでは『掃除してもきれいにならない』とい木床床う状況になってしまうのです。

また、ワックスは定期的に塗り直さなければならないので、家具などを移動して行う作業は主婦にとっては大変な労力がかかり、ストレスにもなります。

除光液などの薬品や灯油、お湯などをフロアーにこぼしてしまうと、ワックスは白濁してしまいます。
ワックスは一度白濁してしまうと、その部分を完全に剥離しなければ消すことができません。
また、白濁した部分を水拭きしたり、乾拭きで強く擦ったりするとワックスが剥がれ
てしまいます。そのため、通常は化学モップや乾拭きによるお掃除が薦められています。
しかし多くの主婦は水拭きしたいと希望しています。
例えば、フロアーの上に飲み物をこぼしてしまった時などは、乾拭きでは汚れが取れないので、どうしても水拭きしたくなります。
また、子供が裸足で歩いていたり、フロアーに寝転がっていると、水拭きをしたいと感じるはずです。

ところがワックスが水拭きなどで部分的に剥がれた場合、その部分だけ塗り直してツヤを合わせることは難しく、長期間にわたって美観を維持することはできません。
このように、ワックスを塗ったフロアーが水拭きできないことに、多くの方が不満を抱えています。